日本は自由の国だ。

「日本はいいなぁ」
「自由があるね」
「進んでる国だ」
「ラマダン(断食月間)がない」
「食べてはいけないものがない」

みんな言う。

「日本はそんな夢の国じゃないよ」
そう答えてきた。

彼らの夢を壊さない程度に。

中国系は言う。
「いや、すばらしいよ。
だって差別がないじゃない。
1つの民族しかないんだし。」

マレーシア政府のマレー人優遇法制のことだ。
(ブミプトラ政策、これに関しては後日)

身近で且つ最近話題になっている差別の
一例として、在日朝鮮人の話をした。

彼の追及が始まった。

「でもMさんの奥さんは韓国人だよ。
差別ってないじゃん。」

答えに詰まりながらも、

「『外国人である韓国人は
OKだけど在日の人はだめ。』
という差別があるのかもしれない」

ひとしきり考えた後、彼は

「日本ってヘンだね。」

日本は本当に自由の国なんだろうか。

*追記
差別に関する意識は取り扱うのが大変難しく、
人によってさまざまな意見があり
それぞれの理論や理由や体験があると思います。

ただ、日本人以外の人がどのように感じるのかを
記しておきたいと思い、ここに書きました。

差別を肯定または否定する立場を取るつもりは
ございませんので、ご理解ください。

*追記2
「『外国人である韓国人は
OKだけど在日の人はだめ。』
という差別があるのかもしれない」

という表現は正確には誤りで、
在日朝鮮人の方も法律上は「外国人」となっています。

ここでは、「外見においても日本語能力においても日本文化の知識においても『日本人』と区別がつかない」という意味で書きました。

コメント

RRP

お気に入り日記の更新

日記内を検索