46．過ぎ去りし青春の日々　（後編）

あの頃に戻ってみたい。
とにかく恋をしたかったあの頃。

もしあの頃に戻ったら、
僕は今どうしているのかな。
おんなじように君と付き合っているのかな。

……多分そうだよ、
そう、僕たちが出会ったのは運命だと思うんだ。

きっと何処かで
僕と君との糸は繋がっていたはず。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋

「で、何？
……だからセーラー服着てみて欲しい……
ってバッカじゃないの？」

……え、いや、あのですね、
高校の時に姫と知り合っていたら、
こういう恋愛していたのかなぁ、って思いたくて……

「ハァ？なに言ってんの！？」

……じゃ、じゃあ、大学卒業記念って事で。

「セーラー服と大学と関係ないでしょっ！！」

……えぇっと、その、不純な動機じゃなくてね、
あの頃できなかった夢をかなえたいんだよ、君と。

「……目が細くなってるわよ（怒）」
＜やばい、雲行きが怪しい……話題を変えよう。＞

……こ、今度誕生日だよね。何か欲しいものある？

「うーん……そうね、ロマンチックな夜」

……は？

「ロマンチックな夜に
セーラー服なんて似合わないわよね（にっこり）」

……カキーン、サヨナラ逆転ホームラーン……

ぎゃふん。

姫の方が一枚上手だった、
ある寒い夜のことでした。

青春の夢よ、永遠に眠れ僕の中で。

＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
＞ティモテさん
秘密の方に書いたんですが見れないんですよね、忘れていました。こっちに貼ります。下のサイトは英語パソコンからでも日本語が打てるサイトです。

ローマ字から日本語に変換してくれます。使ってみてください。

http://www.romaji.net/
世の中便利になったなぁ……