レジでお金を払う時のことを思い浮かべてください。

ここでは日本円として考えてみましょう。
支払う金額は合計で850円だったとします。
手元には1000円札と小銭の50円玉がありました。

普通は1050円を払って200円のお釣りを貰おうとしますね。

が、マレーシアではそうではないのです。
時々、「お客さんお金が多すぎますよ」とにっこり笑って50円つき返されたりします。

レジで間違って打っても気づかないのがマレー系に多いのですが、
ひょっとして数字に弱い人が多いのでしょうか?

そうです、他の場合をとってみても計算間違いが多いんです。
それに対して中国系やインド系は間違いが少ないようです。

これは何故でしょうか?

理由はいくつかありますが、
マレーシアの計算方法が根本から違うからです。

簡単にいうと引き算がありません。
「引き算がないのに計算できるのか?」と思われるでしょうが、
彼らは足し算を基本として考えているのです。

わかりやすくするために比較してみましょう。

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日本人の計算の仕方。

1000 − 850 = 150 ですね。

マレーシア人の計算の仕方。(マレー系以外でもたまに)

850にいくつ足すとキリのいい数字になるか数える。
850,860,870,880,890,900 で50。

900にいくつ足すと1000になるのか数える。
900,1000 で100。

100と50を足すと150。よって150。

こんな方法で計算してれば、そりゃ時間もかかるし間違いますね。

もちろんちゃんと引き算をするマレー系もいますが、
平均的なマレー系は足し算を基本に計算しているようです。

……ということでマレーシアでお金を払うときはちゃんと確認しましょう。
計算機に頼りっぱなしの人が多いので、
レジの打ち間違いを暗算によって気づくなんてコトはありませんから。

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