141.選ばれし民。
2004年9月20日選ばれし民。
今まで何度か触れつつも、ちゃんと書いた事がなかった「ブミプトラ政策」。
これは、いわゆる「マレー人優遇政策」です。
前首相マハティール氏が掲げた政策で、いまでも継承されています。
主な目的は
「中国系にやられっぱなしのマレー人が対抗できる力が持てるまで保護する」
でしたが、マレー人がそれに甘えてしまい自立心を失ってしまう結果となっています。
具体的な例をあげると、
公共機関の職員はマレー人しか採用しない。
ある一定以上の規模の会社はマレー人を一定割合雇う必要がある。
同じく、一定以上の規模の会社はマレー人を一定割合で役員にする。
マレー人及び会社に対して融資制度上優遇する。
マレー人及び会社に対して税制上優遇する。
国公立大学の入試でマレー人には下駄を履かせる。
国費留学生はマレー人のみ。
などなど、はっきり言ってすごい人種差別です。
世界中どこだって、過度に保護されれば人間甘えてしまうもの。
マレー人優遇政策によって保護されて努力せずにうまい汁を吸えるようになると、
そこに目をつけた中国系に利用されて実権を奪われたりしたようです。
例えば、
会社の役員をマレー人にしておいて
実質の経営は中国系だけで行って、優遇税制を受けるとか。
当のマレー人は仕事しなくても給料もらえて別に文句なし、と。
と、こんな感じで
地位や特権のある一部のマレー人だけが名義貸しや賄賂で私腹を肥やし
実際経済は全て中国系に握られてしまっています。
個人的にはのんびりしたお気楽マレー人って好きなのですが、
市場経済では勝ち抜けない性格なのも確かです。
(観光業にもっと力を入れた方がいいと思うけど……性格的に)
こんな話があります。
マレー人の農家には政府から毎年無料で肥料が配られるそうです。
で、そこにニコニコ顔の中国系がやってきて、
「その肥料安く売ってよ。どーんと先払いするからさ。」
秋(?)の収穫まで待つよりも、目の前のお金が魅力的。まぁ、人間そうですね。
んで、ぱっと売ってしまうわけです。
代わりの肥料を買うのはもったいないから、肥料なしで収穫を待つわけです。
結果、中国系の農家に収穫でボロ負け。
んで生活費の足しに次の年の肥料を担保にする、と。
こういうことを毎年繰り返して、マレー人が裕福になれるわけがない。
マレーシア政府もせっかくの肥料が何の意味もない。
ただ単に中国系に安く売ってやっているようなもの。
というわけで今現在、商業だけでなく、農業も中国系に牛耳られています。
うーん、市場経済って厳しいねぇ。
今まで何度か触れつつも、ちゃんと書いた事がなかった「ブミプトラ政策」。
これは、いわゆる「マレー人優遇政策」です。
前首相マハティール氏が掲げた政策で、いまでも継承されています。
主な目的は
「中国系にやられっぱなしのマレー人が対抗できる力が持てるまで保護する」
でしたが、マレー人がそれに甘えてしまい自立心を失ってしまう結果となっています。
具体的な例をあげると、
公共機関の職員はマレー人しか採用しない。
ある一定以上の規模の会社はマレー人を一定割合雇う必要がある。
同じく、一定以上の規模の会社はマレー人を一定割合で役員にする。
マレー人及び会社に対して融資制度上優遇する。
マレー人及び会社に対して税制上優遇する。
国公立大学の入試でマレー人には下駄を履かせる。
国費留学生はマレー人のみ。
などなど、はっきり言ってすごい人種差別です。
世界中どこだって、過度に保護されれば人間甘えてしまうもの。
マレー人優遇政策によって保護されて努力せずにうまい汁を吸えるようになると、
そこに目をつけた中国系に利用されて実権を奪われたりしたようです。
例えば、
会社の役員をマレー人にしておいて
実質の経営は中国系だけで行って、優遇税制を受けるとか。
当のマレー人は仕事しなくても給料もらえて別に文句なし、と。
と、こんな感じで
地位や特権のある一部のマレー人だけが名義貸しや賄賂で私腹を肥やし
実際経済は全て中国系に握られてしまっています。
個人的にはのんびりしたお気楽マレー人って好きなのですが、
市場経済では勝ち抜けない性格なのも確かです。
(観光業にもっと力を入れた方がいいと思うけど……性格的に)
こんな話があります。
マレー人の農家には政府から毎年無料で肥料が配られるそうです。
で、そこにニコニコ顔の中国系がやってきて、
「その肥料安く売ってよ。どーんと先払いするからさ。」
秋(?)の収穫まで待つよりも、目の前のお金が魅力的。まぁ、人間そうですね。
んで、ぱっと売ってしまうわけです。
代わりの肥料を買うのはもったいないから、肥料なしで収穫を待つわけです。
結果、中国系の農家に収穫でボロ負け。
んで生活費の足しに次の年の肥料を担保にする、と。
こういうことを毎年繰り返して、マレー人が裕福になれるわけがない。
マレーシア政府もせっかくの肥料が何の意味もない。
ただ単に中国系に安く売ってやっているようなもの。
というわけで今現在、商業だけでなく、農業も中国系に牛耳られています。
うーん、市場経済って厳しいねぇ。
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