「トイレ行って来るねっ。」

1分も経たないうちに
ダッシュで帰還の姫。
じぃに息せき切って報告。

「トイレの前に物乞いのおばちゃんが居ててねっ、
20セント、20セントって言ってきてねっ、怖かったの。
逃げてきたの。」

姫、それは物乞いじゃないです。
トイレの清掃員です。

「でも、きちゃないおばちゃんが……」

清掃員ですから、そりゃ汚れますよ。

「でも、お金くれって……」

さっさと払って、出すモンを出してきてください、姫。

……

…………

じぃも初めての時、物乞いかと思ったのは内緒ですぞ。

と言うわけで、
マレーシアではきれいなホテルや空港、マックなど以外ではたいていお金を取られます。

相場は20セント(6円)だそうで。

でもお金取ってる割にはものすごく汚いのが納得いきませんが。

紙ないし。

出かける時には忘れずに。
ポケットティッシュをふところに。
これが紳士のたしなみさ。

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今日のマレー語
boleh =ボレ = can
置く場所も英語と同じです。

can 以外にも「イケてる」なんて云う意味もあります。
Malaysia boleh = マレーシアっていいよね

ちなみにマレーシア人の boleh はあんまり信用してはいけません。テキトーに「できる、できる」って言っちゃう国民性ですので。
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かちゃさん
あさごはんさん
マレーシアン・イングリッシュ
略してマングリッシュ。

アジア人の喋る英語は欧米の人に評判が悪い。
文法がめちゃくちゃ、アクセントが変。

しかし、英語の苦手な僕には助かるのが
「英語がへちょくても馬鹿にしないで
必死にコミュニケーションしようと」してくれるところ。

もともとマレー語には文字がなかったらしく
また語彙が他言語に比べ少ないことから、
状況、文脈やしぐさから意味を読み取ることが
他言語よりも必要とされていたと思われます。

は、おいといて、悪名高き「ラー」について。
マレーシア人はとにかく語尾に「ラー」をつける。

OK lah.
I don’t know lah.

などなど。

僕はかわいらしいと思うのだが、
欧米人にとっては我慢ならないらしい。

「勝手に英語を変えるな」って?

言葉なんてただの道具だし、
ちょっとぐらい変えたって問題ないよ。

そんな風に言ってしまえるマレーシア人、
僕は結構好きです。

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今日のマレー語
apa =アパ = what (疑問詞)
bila =ビラ = when (疑問詞)
mana =マナ =where (疑問詞)
siapa =シアパ =who (疑問詞)

これらの単語は疑問文で用いるが、
場所は肯定文と同じ場所。
(英語と同じく文頭に持ってきてもよい)

anda makan apa ? =何を食べたの?
apa anda makan ? =何を食べたの?
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PS
6日から1週間の間
愛の逃避行をするので
日記が更新できません。
悪しからず。
マレーシアには日系企業が数多くある。

日本語を学んだり覚える人も多く、
片言なら喋れる人も少なからずいる。

というわけで

敬称の「〜さん」
=「Mr、Mrsなどに相当する言葉」
というのを知っている人が結構いる。

「結婚してるからMrs、してないからMiss」
と考えなくてもよいので日本人にとってラク。

(僕はMsを使うようにしているが
マレーシア人に通じない時がある)

が、困るのがインド系の人。

アラサン
ワッサン  etc……

……名前にもう「さん」がついてるよ……。

アラサンさん
ワッサンさん

言いづらい。
とっても言いづらい。

呼び捨てにしても違和感がなかったので
呼び捨てにしてみた。

……文句言われた。

けち。

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今日のマレー語
tidak =ティダッ =否定語(名詞以外に対して)
bukan =ブカン =否定語(名詞に対して)

会話では「tidak」の省略形「tak(タッ)」
を使うことがあります。
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アルアルさん
なまはげさん

18.天の声

2003年2月28日 異文化
このまえ、ナンバープレートをヒモでつるして
走っている車を見ました。

>ここはマレーシア。
細かいことを気にしては駄目よ。

このまえ、高速で仮面ライダー乗りをしている
バイク集団を見ました。

>ここはマレーシア。
細かいことを気にしては駄目よ。

きょう、後ろの窓ガラスが割れてなくなったまま
高速を走っている車を見ました。

>ここはマレーシア。
細かいことを気にしては駄目なのよ。

…………

細かいことなの?

雨の日はどうするのかな?
車の中で傘をさすのかな?

せんせぇ、気になって眠れないよぅ。

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今日のマレー語
terimakasih =トゥリマカシッ =ありがとう
Sama sama =サマサマ =どういたしまして

Sama sama は面白い表現で、直訳が「同じ同じ」

ありがとうは同じですよ。⇒お互い様ですよ。
⇒どういたしまして……という意味になる。
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PS
というか、高速の職員もよく通したなぁ……
明らかに整備不良だと思うけど。
マレー語の授業での一コマ。

東西南北を習う。

東 =timur
西 =barat
南 =selatan
北 =utara

ん?

……

ティモール?

もしかして
東ティモールって
東東?

と思って、調べてみたら、
東ティモールってインドネシアの横。
(場所を知りませんでした……無学)

インドネシアはマレー語圏。
東ティモールはインドネシアに24年間統治されていた。

なるほどね。
こういうびっくりがあるから面白い。

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今日のマレー語
sudah =スダ =過去形、過去完了形
akan =アカン =未来形
マレー語には時制はありません。
これらを動詞の前に付ければOK。
楽チン楽チン。
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追記
マレー語は文法が簡単です。
先生も他言語よりも簡単だよって言ってましたし。
でも使えるのはマレーシアとインドネシアぐらいです。

追記2
前述したとおり文法が簡単なんですが、
それは会話に限ってのことです。
文語は細かい文法が色々あるみたいです。
でも正式文書はたいてい英語が併記してあるので、
外国人には必要ないですが。

一期一会。

2003年2月22日 異文化
あなたと出逢った時のことを忘れないよ。

はじめましての自己紹介。

5分ぐらいしか経っていなかっただろうけれど、
僕にはもっと長く感じられたよ。

「年いくつ?」
「誕生日は?」
「趣味は?」
「休日何してる?」
「どこに住んでる?」
「家の家賃は?」
「車持ってる?」
「どの車種?」
「いくらで買った?」
「結婚してる?」
「カノジョいる?」
「写真今持ってる?」
「友達何人いる?」
「携帯番号は?」
「この携帯いくら?」

……
…………

そんなに一度に聞かないで。
僕は口篭もってしまうよ。

ようやくすべて答えたあと、君はこう尋ねたね。

「で、給料いくら貰ってんの?」

……………………

マレー人は人懐っこい。

そういうの好きだけど、
でもデリカシィを期待してはいけない。

結局、彼と僕は初対面5分間で
さまざまな個人情報を交換してしまった。

そして研修生である僕は
ころころと職場が変わるたびに、
同じ調子でたくさんの人と情報交換する
羽目になっているのだった……

今現在、30人以上……
これからもどんどん増えるだろう。
……僕の給料知ってる人。

いいヤツらなんだけどね……ふぅ

秘密って言ったら、
そこで引き下がっておくれよ。

"No problem"って言うなぁぁぁ。

いや、いいヤツらなんですよ、本当に。

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今日のマレー語

Jalan =ジャラン=歩く、通り
Jalan Jalan =お散歩、ぶらぶら、観光

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世の中、不景気。

巷には転職情報があふれている。
大手企業みんな入りたいよね。

マレーシアで今一番アツイ会社、それは……ネスカフェ。

なぜ?

「ネスカフェはゴールドブレンドぐらいしかない」
と思っていた。
(ネスカフェ社員の方すみません)

マレーシアの屋台。

「ネスカフェぇぇぇ」

「あいよ」

すごいよ、ネスカフェ。
社名でコーヒーが出てくるよ。
みんな社名を連呼してるよ。

「マイロぉぉぉぉ (=ミロ)」

「あいよ」

すごいよ、ネスカフェ。
老若男女、ミロ飲んでるよ。
子供の飲み物じゃないよ。

「お母さん、アイス食べたい。」

「じゃぁ、これね。」

すごいよ、ネスカフェ。
ミロのアイスやお菓子が何種類もあるよ。

「あら、アレを買い足さなきゃ」

すごいよ、ネスカフェ。
キットカットが山のように置いてあるよ。

時代はネスカフェ。

転職するならネスカフェ。

面接の朝に
キットカットを割って食べる
「きっと勝っつ」

…………
オチがいまいちね。

++++++++++
今日のマレー語
makan =マカン =食べる
minum =ミノム =飲む
++++++++++

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ブラックMJさん
デリ編集局長さん
ある晴れた日。

ローカルの友達とボーリングへ。

運転運転。ナビに友達3人。

「次は右……右、って日本語でなんて言うんだ?」

「『右』、左は『左』、まっすぐは『まっすぐ』」

「あっ、人が渡ってる、気をつけて!!」

……ブレーキ、停車……

「気をつけて、は日本語で何?」

「『気をつけて』だよ。」

……運転、運転……

「あっ、危ない、ストップ−−−−」

……ブレーキ、停車……

「『気をけして!!』」

拙者は忍者ではない、にんにん。

+++++++++
今日のマレー語
Saya =サヤ =わたし
Anda =アンダ =あなた
Dia =ディア =彼、彼女
+++++++++
仲良くなったマレーシア人から、
「日本語教えてくれ」といわれることがある。

全然日本語を知らない人には、
「こんにちは。」「おはよう」
などを教えてお茶を濁す。

が、結構しゃべれる人から言われると困る。

N嬢(中国系の美人)から

「私の知らない日本語を教えて。」

うーむ。

女性に卑猥な日本語を教えて面白がる輩が
よくいるが、それは嫌いだ。

だが、ありきたりの言葉なら知っているし、面白みもない。
かといって実用的でないと意味がない。

日本人の社長の秘書だから、それなりの言葉を……

で、決めたのがこれ。

『私にお任せくださりませ。』
=count on me !!

『で、あるか』
=I agree with you.

当時マレーシア滞在の日本人なら誰もが見ていた
「利家とまつ」のせりふ。

英訳のニュアンスが微妙に違うのがミソ。

結果……
社長さんはバカウケだったらしい。

……で、あるか。

PS
今は「武蔵」ですな。
ぜひ男に教えたいですね。

困った時には
『お通ぅぅぅぅぅぅ』とさけべっ。

超 教えてぇ。

++++++++++
今日のマレー語
Alama =「アラマッ」

意味は「あらまっ」←感嘆詞
日本語とおんなじなんですよ。

『お通ぅぅぅぅぅ』
=Alama
と教えたい……
++++++++++
運転中に電話がかかった。
ハンズフリーが先日壊れたので、
仕方なく携帯を片手に運転。

白バイ襲来。
やばい。が、時すでに遅し。
『止まれ』の合図。

注意を受け、国際免許証を見せる。

「さて、警察署行く?
……お金は50リンギ
(×30=約1500円)だけど。」

とりあえず罰金を払おうと、札を出す。

「免許証といっしょに出しなさい。」

はい。

「あ、そのまま渡すな。免許の裏に。」

はい。

はい?

…………

ぽむ。
なるほどね、そういうことですか。
初めてだから越前屋わかりませんでしたよ。
そうならそうといってくださいよ、お代官様。

おぬしも悪よのう。

札をたたんで免許の裏に。

上機嫌で去っていく白バイ。

早速、会社の先輩に報告。

「Tさん、噂の賄賂体験しましたよー
ヘナチョコ英語でがんばってまくし立てたら、
賄賂50ですみましたー。がんばりましたー」

「は、50? 国際免許?馬鹿だねー。
日本人旅行者だと思ってボラれたんだよ、
おまえ。」

……でも僕は僕なりにがんばったんデス。

「英語しゃべったって全部は通じてないからな。
要は金欲しい、ラッキーとしか思ってないんだよ。」

……僕はがんばりまシタ。たぶん。

「オレはこないだ30に値切ったぞ。」

ボクハ ガンバリ……

……べ、勉強になったカラ いいんダイ。

「ねぎらねーたぁ、まだまだだな。」

……20カエセ。

でも堂々と値切れる ずぶとさが必要なんだろうナ。

ちっ。

ボクハツヨクナリタイ。
日本は自由の国だ。

「日本はいいなぁ」
「自由があるね」
「進んでる国だ」
「ラマダン(断食月間)がない」
「食べてはいけないものがない」

みんな言う。

「日本はそんな夢の国じゃないよ」
そう答えてきた。

彼らの夢を壊さない程度に。

中国系は言う。
「いや、すばらしいよ。
だって差別がないじゃない。
1つの民族しかないんだし。」

マレーシア政府のマレー人優遇法制のことだ。
(ブミプトラ政策、これに関しては後日)

身近で且つ最近話題になっている差別の
一例として、在日朝鮮人の話をした。

彼の追及が始まった。

「でもMさんの奥さんは韓国人だよ。
差別ってないじゃん。」

答えに詰まりながらも、

「『外国人である韓国人は
OKだけど在日の人はだめ。』
という差別があるのかもしれない」

ひとしきり考えた後、彼は

「日本ってヘンだね。」

日本は本当に自由の国なんだろうか。

*追記
差別に関する意識は取り扱うのが大変難しく、
人によってさまざまな意見があり
それぞれの理論や理由や体験があると思います。

ただ、日本人以外の人がどのように感じるのかを
記しておきたいと思い、ここに書きました。

差別を肯定または否定する立場を取るつもりは
ございませんので、ご理解ください。

*追記2
「『外国人である韓国人は
OKだけど在日の人はだめ。』
という差別があるのかもしれない」

という表現は正確には誤りで、
在日朝鮮人の方も法律上は「外国人」となっています。

ここでは、「外見においても日本語能力においても日本文化の知識においても『日本人』と区別がつかない」という意味で書きました。

出会い系。

2003年2月15日 異文化
旧正月のみかん話追記。

みかんの意味は幸せを願うことかららしい。
(シャンティさんありがとう。)

あのオレンジ色に何か意味があるのだろうか。
詳しいことはわからない。

で、みかんの話。

恋人のいない女性が川に向かってみかんを投げる、旧正月の締めの日の今日、行われる。
みかんを拾った人が運命の人。

これには少し意地悪な冗談があって、
「結婚を焦っている女性はメロンかスイカを投げよう」という。

大きいほうが拾われやすいという冗談だ。

写真と携帯番号もついでに貼っておけば、出会い系フルーツにでもなるのか。

メル友じゃなくて、オレ友。

響きがいまいち。
なかなか刺激的なタイトル。
が、中身は普通なのであしからず。

マレー系やインド系の男性の指先を見ると、ときどきオレンジ色のマニュキアみたいなのをしている。

今まで
「男のくせに化粧するなんてふてぇ野郎だ。」
なんて思っていたが、今日聞いてみた。

「何でしてんの?」
「これは結婚したらするんだよ。」
「結婚指輪みたいなモン?」
「そう、男は左手の中指薬指小指にして、女は手足の指全部にするんだ。」
「ほう、何でまた?」

「これがないと俺に惚れる女がいっぱいいるからさっ」

「…………」

結局、本当の理由はわからなかった。
ただの習慣って言っていたけれど。
10歳の青春の日々。

「ひょっとしてこれは恋?」と自問しながら、
ドキドキが止められなかったあの夏の日。

トイレに行くのも恥ずかしくて、好きな子に見られぬように校舎の端まで急いだあの秋の運動会。

あれから15年以上も過ぎた。
そして僕はひとりマレーシアの地に立っている。

あの時よりも僕は成長しているだろうか?
自意識過剰で何でも恥ずかしかった子供は、何を失い何を得たのだろうか?

いや僕は何も変わっちゃいない。
大人になったら自分が変えられるなんて、嘘だ。
何も変わらなかった、そう何も。

誰も自分を正してはくれないし、ましてや自然に変わっていくなんて事はない。だから現実に向き合って必死に生きていくしかない。

現実を見よう、現実を。

マレーシアには紙がない。
10歳のあの日、トイレを急いで探していたあの日から僕は全然変わってなかった。マレー系労働者がほとんどのこの工場にはトイレに紙が存在しなかったんだよ。

そう、必死で探したよ、必死でさ。

……いや、違う。
僕は成長している。
あの子供は変わっていたんだよ、
あれから……恥ずかしがり屋の僕から。

「紙のあるトイレはどこ?」
ってみんなに聞いて周る事ができたからね。

大人って強いんだね。
でも便意のほうが強かったかもしれないけれど。

それでもいいんだ。強くなれたから。

いいんだ、これでいいんだよ……多分ね。
そう思える事が大人になったって事なんだと思う。

……大盛り大盛り、すっきりぽんぽん。
猫も杓子も旧正月。あなたも私もお正月。

ということで店が開いていない。
食事に困る。こんなこともあろうかとうどんの買いだめがあったので、それでしのいだ。

マレー料理をもっと好きになればいいのだが、甘辛い味はまだ慣れる事ができない。

で、正月に関して。
こちらではみかんを食べる。どこに行ってもみかんを出してくれる。中国本土から輸入しているそうな。

「何でみかん食べるの?」ときいても、「さぁ」「昔からそうなってる」と言う。

今度年配の人に聞いてみることにする。

それでは今年もよいお年を。
28日〜30日とタイのバンコクへ出張していた。
仕事が忙しく、街中を歩くことはほとんどできなかったが、マレーシアとの違いを少し知ることができた。

それは街の印象。タイのバンコクはごっちゃごちゃに建物があった。一流ホテルの隣にすぐ汚く古いアパートがあったり、きれいなレストランの横に屋台がたくさん道沿いに並んでいたりなど。

そういう意味ではマレーシアのほうが洗練されているように思えるが、観光で来る分にはタイのほうがアジアの活力を感じることができるのかもしれない。

実際、空港でも免税店の数がマレーシアの比ではないぐらい多い。観光収入割合ははるかにタイのほうが上だろう。

植民地化されなかったためにタイ固有の文化が多く残されているのも大きな理由だろう。

次にタイに行く機会があればもう少しいろいろ見てまた考えてみたい。
誕生日が今週月曜日だったが、もちろん独りだったのでさみしくケーキなんぞを買って帰った。

さて、そんなやさぐれクンはさておき誕生日に関して文化の違いをひとつ。

こちらでは日本と違い、誕生日のパーティを自分で企画して友達を招待し、食事をおごる。

彼らに聞いてみると「自分が幸せな日なんだからおごるのは当たり前」だとか「プレゼントを貰うのでそれと相殺するため」と返ってきた。

逆に「自分のための日なのになぜ自分で企画しないの?」と聞かれてしまった。

「自分のお祝い事を自分で企画するのは恥ずかしい」と考えてしまうのは日本の文化なのだろうか。

しっかり日本人の僕は誕生日を独りで過ごすことになったが、来年はマレーシアスタイルでもいいかもしれない。

そんなやさぐれ今日この頃。
タイプーサムという祝日がマレーシアにある。
インド系の人々のためのものだが、その内容は初詣のようなもので、寺院にお参りするらしい。

そこでは苦行をしている人がいて、体中に針を刺したりして幸せを祈る。
見るだけで痛そう、という訳で行かない。

今日はお祝いの「オープンハウス」に招待されて行ってきた。
インド系の人々が自分の家でパーティを開き、みんなに食事を振舞うというものだ。

特に盛り上がりがあるわけではなく、人が来ては食事をとって帰る、これの繰り返し。

このタイプーサムに限らず、マレーシア人はオープンハウスが好きなようでよくやっている。

「盛大なイベントで盛り上がる」よりは「みんなでまったり集まって話す」というのが好きなようだ。

「きっちり計画を立ててイベントを行うのではなくて、のんびりまったりと楽しむ」というのが国民性をあらわしている……というのはちょっと考えすぎだろうか?

今日はお腹いっぱい、ごちそうさま。
マレーシアには3民族が暮らしています。

マレー系(60%)
中国系(30%)
インド系(10%)

この日記では
3民族あわせたマレーシア国民を示す場合には
マレーシア人と表記します。

またそれぞれの民族のことについては
マレー系 または マレー人
中国系 または 中国人
インド系 または インド人
と表記します。

ややこしいですが、このように表記しますので
お間違えのないように。

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